年齢を重ねるとともに、体のさまざまな部位が変化していきます。
その中でも骨盤は、加齢に伴って様々な影響を受ける重要な領域の一つです。
基本的に関節は靭帯や軟部組織というものに固定や保護されています。
ただし、靭帯や軟部組織は骨や筋肉のように再生や修復がほとんどないと言われています。
そのため加齢や外傷によって靭帯などが弱くなり歪みを起こしやすくなるとも考えられています。
筋肉も関節を固定、保護する大切なものですが筋肉に限っても低下したり弱くなることは多くあります。
また栄養によっても筋肉や靭帯の環境は変わってしまいますので様々な影響が骨盤や骨格に関わります。
今回は、年齢とともに変化する骨盤の健康に焦点を当ててみましょう。
1. 骨密度の減少
加齢に伴い、骨密度が減少することがあります。
これは主に女性に顕著で、骨盤の骨も影響を受けます。
これはホルモンによる影響が大きく女性ホルモンの低下により骨や軟骨が脆くなることが確認されています。
加齢により変形性膝関節症などもあるように関節や骨にダメージを負う可能性は高いと言えます。
また骨盤や股関節の歪みが大きくなり膝の変形が起こりやすくなります。
関節や骨は全身でつながっている為、一部の歪みや変形がそのほかに影響を出すことは近年確実に証明されています。
低い骨密度は骨折のリスクを増加させ、骨盤の安定性に影響を与える可能性があります。
2. 軟組織の硬直化
加齢とともに、骨盤周りの筋肉や軟組織が硬くなりやすくなります。
これが骨盤の柔軟性を減少させ、正しい位置を維持しにくくなります。
軟部組織や靭帯は回復や修復が難しく加齢によって損傷や劣化することは大いにあります。
加齢により腱板断裂など靭帯の損傷が目立ちます。
それは加齢による靭帯の劣化が大きな原因と言われています。
損傷までなくても関節を固定する力が弱まり固定力を維持できずに歪みや変形を起こす可能性が高くなり痛みや不調に繋がります。
そのためインナーマッスルを中心とした正しい筋力トレーニングを行い関節や骨盤の保護や固定を行うことが‘必要です。
筋肉は日々修復やターンオーバーを繰り返えし新しいものとなっております。
筋肉に関しては筋力アップに年齢は関係せずに成長することが実験にも明らかになっております。
硬直した骨盤は姿勢や運動の制限を引き起こすことがあります。
3. 関節の変化
骨盤を構成する関節も加齢とともに変化します。
特に仙腸関節や腰椎との連携が影響を受け、これが骨盤の不安定性や痛みの原因となることがあります。
関節の変形により神経や血流が圧迫を受け腰や足に痛みやしびれの症状が出ることもあります。
変形した骨や関節は手術以外で元に戻すことは難しいです。
そのため関節の歪みを放置せずに骨盤矯正などでできる限り歪みを整えて変形しないように予防することがとても大切になります。
4. 運動不足の影響
加齢に伴って運動不足になることが多いですが、これが骨盤の健康に悪影響を与えることがあります。
運動不足により筋力が低下し、骨盤周りのサポートが不足することで、腰痛や不安定性が増加するリスクがあります。
またインナーマッスルの低下が問題視されており関節や姿勢を支えるインナーマッスルの低下によりさらに骨盤が歪んでしまいます。
5. 予防とケアの重要性
年齢とともに変化する骨盤の健康に対抗するためには、適切な予防とケアが不可欠です。
うらべ鍼灸整骨院では、姿勢や骨盤のプロとして専門の骨盤矯正やインナーマッスルのトレーニングにより歪みを整えたりバランスの取れる体にすることで症状の改善、変形の予防を行っております。
まとめ
加齢とともに変化する骨盤の健康には注意が必要です。
積極的な予防とケアを通じて、骨盤の柔軟性や安定性を維持し、健康な生活をサポートしましょう。
うらべ鍼灸整骨院では、年齢に応じた適切なアプローチを提供しており、骨盤の健康をサポートするお手伝いをしています。
歪みや症状でお困りの方はお気軽にご相談ください。